【続】劇場版スタァライトの特報映像の謎 ~再生産総集編ロンド・ロンド・ロンド公開~

2020年8月7日、再生産総集編「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」が公開されました。

 


【予告編 第2弾】少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド

 

本編中、また特報映像内に新作劇場版へと繋がる要素があったので、3rdスタァライブで公開された特報映像の記事を再編してまとめます。

ロンド・ロンド・ロンドを鑑賞したことを前提としているのでその点はご了承を。

 

 

以下前回記事より

 

2019年11月3日、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」3rdスタァライブ”Starry Diamond”にてアニメ新作劇場版の制作が発表、特報が公開されました。

 


【特報PV】劇場版「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」

 

 現在特報PVの動画は非公開になっており視聴が不可能です。理由は不明。 

 

特報映像中、逆さまの東京タワーの後ろに映し出された意味深な台詞や言葉を読み取れる限りでまとめます。

太字部分は映像準拠。文字サイズは無視して統一。

文字のだいたいの位置関係から順番に並べています。

 

 

 

新国立第一歌劇団

共演者

Author unknown

赤いふたつ星

「小さな国の小さな村に伝わる、夏の夜の『星祭り』」

ポジションゼロ

 

卒業してもあなたは舞台少女を演じ続けることは出来るでしょうか

 

「さようなら—愛城華恋」

「どうして、ひかりちゃん……」

「さようなら、フローラ」

「私たちはもう、舞台の上」

 

2019年5月14日

今こそ、塔を降りる時

再び、踏み切りの警報音が鳴り出し—

 

た【激昂】、あなたが取り戻した【情熱】の炎は

く激しかったはず!」

 

舞台少女

 

「怖いの?」

星見生徒会長

 

「私はもう—クレールじゃ、ない」

 

華恋が降ろされたのは何処かの駅。華恋「……?」スタスタと歩き出すなな。

向かった先は、地下に続く階段。表示板には『舞台袖  下手入口』

 

終わりと始まり。

終演と開演。

アタシ、再生産。

 

(イ)ルドスクリーンバロック

キラめきとは何か?

 

「舞台と観客がそれを求めています」

「同じ舞台に立った同志……か」

「……ゴールじゃ、ないんだ」

「少し、喋りすぎだけど」

「何言ってるの、なな?」

「世界がどんな景色なのか知らなくちゃいけない」

「……うちが一番しょうもないわ」

 

「99期生B組舞台創造科、集合!」

 

い役を

約束覚

 

舞台少女の本能

最後の星祭り

 

前回記事終わり

 

以上が3rdスタァライブで公開された特報映像(以下旧特報)中に出てきたワードですが、再生産総集編本編中に以下の3つが出てきました。

・Author unknown

・「私たちはもう、舞台の上」

・ワ(イ)ルドスクリーンバロック

 

 まず"Author unknown"、本編中「スタァライトは作者不詳」とキリンが言及するシーンがあり、戯曲本のページにもその通りに記されています。

 

「私たちはもう、舞台の上」、本編中なながこの台詞を言うシーンがありました。この言葉はななのものであったことが明らかになります。

 

"ワ(イ)ルドスクリーンバロック"、これもキリンが「ワイルドスクリーンバロックを!」と言うシーンがあり、新作劇場版のキーワードとなることは明らかでしょう。

更に、再生産総集編特設ページ右下のキリンマークをクリックすると表示される新作劇場版の特設ページ、開いた瞬間ページ上部に現れすぐに姿を消す「wi(l)d-screen baroque」の文字。

日本語と英語で括弧のつく部分が違うワイルドスクリーンバロック、この違いに含まれた意味は何なのか。

w(i)ld-screen baroqueとwi(l)d-screen baroque

(i)はこの部分だけ赤いことも考慮して、私=華恋、(l)はlight=ひかりとかそんなこじつけはできますね。

 

ワイルドスクリーンバロックはSFの作品群を示す用語「ワイドスクリーンバロック」のもじりですが、この用語自体の定義が漠然としているので「複雑奇怪でスケールが壮大な物語」程度に捉えるのが妥当でしょうか。

学園地下にある舞台装置が勝手に動いたり、オーディション合格者が同じ舞台を何度も繰り返せたり、謎の喋るキリンがいたり、元々スタァライトは複雑で壮大だったのでその点はこれまで通りかもしれません。

考えられるのは、これまでの物語をひっくり返してしまうような大きな展開がある…?

正直この点については真剣に考えても明確な答えが出てこない気がします。

 

 

また、ロンド・ロンド・ロンドと新作劇場版特報、そのどちらからも読み取れることがありました。

それは、列車が重要な要素になることです。

まず、劇場版旧特報映像中に出てきたこれらのワード。

再び、踏み切りの警報音が鳴り出し—

 

華恋が降ろされたのは何処かの駅。華恋「……?」スタスタと歩き出すなな。

向かった先は、地下に続く階段。表示板には『舞台袖  下手入口』

 

これだけでも多少列車が絡んでくることは予想できたのですが、再生産総集編と新作劇場版特報(新特報)で確定的になりました。

ロンド・ロンド・ロンドのタイトルロゴとスタァライトロゴは列車の車輪を模したデザインであることが想像できます。

特にスタァライトロゴは大宮にある鉄道博物館のロゴそっくりですよね。

 

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ロンド・ロンド・ロンド終盤の列車が走る音、新作劇場版特報映像中(0:26~)の線路の枕木とレールを模したと考えられるデザイン、

レヴュースタァライトの文字下部が上に向かって湾曲した新作劇場版のタイトルロゴも鉄橋をイメージしたものと考えることができます。

 


【特報】劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

 

 ロンド・ロンド・ロンドのパンフレットにもキリンが線路の上を歩いている写真が載っています。

 

これらの情報から、新作劇場版では列車(汽車か電車かは定かではありませんが)が作中で重要な要素になるだろうと予想できます。

車輪は回り続ける、線路は続くよどこまでもといった具合に『再生讃美曲』の「廻り廻る」「ロンドはいつしか終わる」という歌詞とも絡んでくるのかどうなるのか…

2021年の公開が待ち遠しくなるばかりです。

 

 

 

と、今回はこんなところで。

本当はロンド・ロンド・ロンド終盤の衝撃的な映像とともに触れられた「舞台少女の」といった重要な描写にも触れていきたいのですが、まだ鑑賞が2回目で理解が追い付いていないのと記憶が曖昧なところがあって書くに至れません。

新たに気付いたことがあればこの記事に追記していきたいと思います。

 

 

 

 

 

ここからちょっとラフなメモ書き

『The Star Knows ~Another~』のギターの効いたアレンジと『恋の魔球(7回裏)』の8bitアレンジが物凄く良かったですね。こんな風に変えてくるのかと初回は驚きと喜びでにやにやが止まりませんでした。

運命のレヴューのレヴュー曲が『Star Diamond』に差し替わっていたのは特に衝撃的でした。決着のシーンはちゃんと口パクを描き直していましたね。

『星々の絆』最後の歌い分けが華恋からななに代わっていたのは意味深。

これは余談ですが、私はまひるちゃんの新規シーンが血を流して階段に倒れているところだけだったことに悲しみを背負いました。「また私に、お世話焼かせてよ!」